誰か故郷を想わざる

詞 西条八十  曲 古賀政男

花摘む野辺に 日は落ちて
みんなで肩を くみながら
唄をうたった 帰り道
幼馴染の あの友この友
ああ 誰か故郷を 想わざる

  ひとりの姉が 嫁ぐ夜は
  小川の岸で さみしさに
  泣いた涙の なつかしさ
  幼馴染の あの山この川
  ああ 誰か故郷を 想わざる      

都に雨の 降る夜は
涙に胸も しめりがち
とおく呼ぶのは 誰の声
幼馴染の あの夢この夢
ああ 誰か故郷を 想わざる       


			

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